LEESAYA

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狩野岳朗

薄明薄暮


水曜-土曜: 12時-19時|日曜: 12時-17時
ただし、2025年11月7日(金)-9日(日)はArt Week Tokyoのため10時-18時で開廊。近隣までバスの運行あり。詳しくはAWTまでお問い合わせください。
定休日:月・火・祝日

狩野岳朗(かのう・たけろう)は 1975年群馬県に生まれ、現在は東京を拠点に活動しています。狩野は大学では建築を専攻、その後働きながら独学で絵を描き始めます。自然や暮らしの中で揺れ動く自身の内面を描く中で、作家の美意識への興味は絵画に留まらず、2011年から6年間古道具屋を営みながら制作を続け、現在は画業に専念しています。

日常的に野外でスケッチを行い、植物や空間、時に手の皺など具体的なものを見る狩野の画面は、単なる抽象的な模様ではありません。慎重に色分けされた多様な色彩と大胆な構図、筆致は、作家の生命に対する視点であり、内面から湧き上がる感情や記憶、時間や様々な要素を実際の対象にオーバーラップさせ表現しています。画面に配置された絵の具の存在感や縦横無尽に駆ける線から、狩野の眼差しを通した世界の図式を観賞者は体感することができます。

本展タイトルの「薄明」(twilight)は、太陽が地平線の下にあって直接は見えないものの、空をかすかに照らしている明け方前の時間帯を指します。一方、「薄暮」(dusk)は、日没後に空が徐々に暗くなっていく黄昏の時を意味します。夜明けや夕暮れの移り変わりの瞬間には、風景と影が重なり、木々の色が少しずつ景色に溶け込んでいきます。そうした自然の中で、自分自身も境界を失い、一体となるような感覚から着想を得て、新作に取り組みました。LEESAYAでの狩野岳朗による初めての個展「薄明薄暮」をぜひご高覧ください。

作家ステートメント

夕暮れ
枝が影と同じ色になりやがて交わり消えてゆく
すると心の中で陽が差し、幹の形が浮かび立ち上がった。

それは太古のリズムや身体の記憶のようだ。
東洋の思想には現実と幻想の間には分け隔てがないという考え方が出てくるが

私たちは目の前と心の奥、二つが連続している生なのではないだろうか

狩野岳朗


https://sktec.org/

薄明薄暮