田中秀介 Shusuke Tanaka

時にあちこちに時

花くらべ

足跡にたまさか餞別

遅い内の早い外

仕舞いの麗し

プリズム

身勝手群

連綿のほころび

ちらばり丸呑み

変遷面のからかい

横柄な退きもの

田舎の珍沈鎮

海のゆわえ

田舎のゆわえ

酒のゆわえ

病み上がりのゆわえ

五月雨のゆわえ

山のゆわえ

席のゆわえ

風呂のゆわえ

秋のゆわえ

皿のゆわえ

潜みのゆわえ

酸味のゆわえ

軽みのゆわえ

ちらつきのゆわえ

おもかげのゆわえ

七月のゆわえ

重なりのゆわえ

似非のゆわえ

優しみ一貫婆

ここかしこ一節

普段外団塊面

停留光

捉え放ち

風の記述

なりゆき

いつしか楽屋

留炎

帆が示す方々

そこらのよしみ

陰陽ざれあい

果実

あかるみのあからさま

半端昼

もっぱら辿り

隠れ曜日

応報幕

代々代替

天秤

八百のふらつき

異訳ぺらり

寸前に我なし

ひときわひとひら

まじってたゆたう

連立び より

領分色
